「書道ガールズ!!わたしたちの甲子園」は書道の本質を現した快作である。若手女優の成長株の成海離子に注目したい。彼女を見ていると笑顔よりも不機嫌そうな仏頂面の方が似合っている。60年代の吉永小百合が創出した明るく健気な美少女像から脱却した新タイプの女優。思えば、和泉雅子、内藤洋子、吉沢京子に至るまで70年代はサユリの妹分が売れた。おそらく映画監督や制作者の間には80年代、90年代までサユリの幻影を引きずっていた。上野樹里ら脱サユリ型の女優が登場するのは2000年代になってからか。成海離子には微塵もサユリ的要素が見られない。
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