美人薄命にあらず
毎日、日本映画チャンネルやNECOでは古い日本映画を放送している。松竹「道場破り」では岩下志麻(70歳)、倍賞千恵子(70歳)、大映「その夜を忘れない」では若尾文子(77歳)、日活「風と樹と空と」では吉永小百合(66歳)の若い頃の作品。とくに朝ドラ出演中の若尾は毎日観る機会があるが、その美しさが健在であることに驚きを感じる。他方、脇を演じた男優たちはほとんど故人になっている。
昨今、女優は長命なかたが多い。ベテラン勢には山本富士子(79歳)、八千草薫(80歳)、山田五十鈴(94歳)、淡島千景(87歳)などもおられる。引退して相当の年数が経つが原節子(91歳)もやはり日本映画最大の美人スターだろう。女優高齢化時代の当節は「美人薄命にあらず」。
« 会津のナイチンゲール・瓜生岩 | トップページ | 女子の名の移り変わり »
「女性」カテゴリの記事
- 龍馬の婚約者「千葉佐那」(2024.10.15)
- 岸壁の母(2022.12.17)
- 宇治原はスカーレット・ヨハンソンを知らなかった(2018.12.01)
- ファニイ・フェイスの時代(2020.04.16)
- 活動的なファーストレディ(2023.07.08)
コメント