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2011年8月18日 (木)

かけがえのない生命

    成瀬巳喜男「ひき逃げ」(1966)高峰秀子が幼い息子を司葉子が運転する車にひき逃げされ、殺される。その復讐のため、高峰が司の家に家政婦として住み込む。だが司は自殺し、高峰に殺人の容疑がかかる。無罪となったものの、交通事故によるトラウマのため、高峰は交通安全の「緑のおばさん」となる一風かわった展開。異色のドラマだが現実味がない。「0(ゼロ)からの風」は鈴木共子の体験が元になっているため、現実感がある。大切な人を失った人の喪失感、絶望感が見るものの心に訴えかける。田中好子の運動は刑法改正につながった。復讐心を社会問題として同じ被害者たちと連帯した話も感動的である。アメリカなら銃で殺してしまうだろう。ジョディー・フォスター「ブレイブワン」では犯人だけでなく、町の無頼漢を次々と射殺するところが怖い。私的制裁も行き過ぎだ。これが映画として成立するのがアメリカである。

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