富沢霊岸は大正15年3月21日、大和郡山市に生れる。専門はイギリス中世史。実直な研究姿勢を継続すれば巨大な成果をもたらすというお手本であろうか。学術誌の書評が多くてすべてを紹介できない。
封建制と王政 ミネルヴァ書房 1968
イギリス中世史概説 ミネルヴァ書房 1970
イギリス荘園の成立 ポール・ヴィノグラードフ 創文社 1972
原弘二郎先生古稀記念東西文化史論叢 1973
イギリス中世国制史の研究 関西大学出版会 1978
原弘二郎先生を偲ぶ 史泉54 1980
前近代におけるイギリスと大陸諸国 関西大学 1981
イギリス中世社会の研究 イギリス中世史研究会 山川出版社 1985
イギリス中世史の研究視点を求めて 史泉61 1985
イギリス中世史 ミネルヴァ書房 1988
中世ナイト像の形成と展開をめぐる諸問題 史泉69 1989
関大西洋史論集 富沢霊岸先生古稀記念会 1996
<講演>イングランド中世前期の教会と国家 史泉85 1997
ヴィノグラードフから学んだことども 創文508 2008
英国における封建的土地所有への推移に就いて 島根大学論集 人文科学(4) 1956
イギリス封建王政の展開について 史林41(4) 1958
イギリスにおける封建的所領形成への一過程 史林45(6) 1962
北西英国における非典型的マナー 金沢大学法文学部論集 哲学史学編10 1963
アングロ・サクソン期のgafolについて 史林47(4) 1964
Frankpledge Systemの成立とイギリス王政 金沢大学法文学部論集 史学編12 1964
自由農民とソックマン 金沢大学法文学部論集 哲学史学編11 1964
アングロ・サクソン時代の軍役Fyrdについて 西洋史学71 1966
ウイリアム征服王の騎士役賦課 金沢大学法文学部論集 史学編14 1967
イングランド封建制の発展に関する一試論 史林52(1) 1969
中世イギリス憲制史の問題点 大阪樟蔭女子大学論集8 1970
イギリス封建制展開への試論 史林54(5) 1971
米川伸一著「イギリス地域史研究序説」 史林56(1) 1973
松垣裕著「イギリス封建国家の確立」 史林56(2) 1973
イギリス中世王権の発展系譜 西洋史学91 1973
イギリス中世王権とコモンロー 関西大学文学論集25(1.2.3.4) 1975
ヨーロッパ中世の世俗主義 関西大学文学論集27(1) 1977
会議の歴史 ヨーロッパにおける人民集会の伝統 年報社会心理学18 1977
青山吉伸著「イギリス封建王朝の成立過程」 史林61(5) 1978
中世イングランドにおける司教管区組織成立の一局面29(3) 1980
青山吉伸著「アーサー伝説 歴史とロマンスの交錯」 史林69(2) 1981
アンジュー伯家の興起31(2) 関西大学文学論集31(2) 1981
アンジュー王朝の成立とアンジュー帝国統治の特色 関西大学文学論集32(1) 1982
ヘンリー2世時代の財政政策 関西大学文学論集36(1-4) 1986
「西欧前近代の意識と行動」 史林70(4) 1987
ヨーロッパ:中世・イギリス 1987年の歴史学界・回顧と展望 史学雑誌97(5) 1988
書評:赤沢計真著「イギリス中世国家史研究」 歴史学研究592 1989
12世紀イングランドの統治と王のパトロネジ 関西大学文学論集40(3) 1991
イギリス中世文化史 社会・文化・アイデンティティー 1992
中世イングランドにおける貨幣流通と社会変動 国民経済雑誌168(3) 1994
書評「J・C・ホウルト歴史学論集 中世イギリスの法と社会」 史学雑誌103(2) 1994
ノルマン貴族のイングランドへの同化過程 関西大学文学論集44(1-4) 1995
ノーサンブリアの歴史的風土 関西大学西洋史論叢10 2007
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