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2011年5月26日 (木)

軍人道徳、武士道そして復古主義

   日清戦争ごろから日露戦争ごろにかけて、さかんに軍歌が歌われるようになる。武士道は既に旧時代のものであるが、軍国主義の勃興とともに武士道の精神主義が美化されるようになったのも奇妙な話である。明治天皇が没すると、乃木希典は妻静子とともに大喪の儀式当日自邸で殉死した。「嗚呼武士道未だ亡びず」(報知新聞の見出し)、「完全に我国武士道の精華を発揮せるもの」(新渡戸稲造の談話)など乃木は軍神として崇められた。日本人は何度も土蔵から旧式なものを持ち出すのが好きな民族である。武士や軍人が亡んだ後でも、三島由紀夫の割腹自殺(昭和45年)や21世紀の現在でも日本人が従うべき規範として「武士道」とか「大和魂」を鼓吹する学者もいる。集団スポーツなどの国際試合で「サムライ×××」など精神主義を鼓舞する人も多い。過去は過去として葬り去り、理知的な態度で新しいものを育てたいものである。

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