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2011年5月11日 (水)

愛鳥週間

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   愛鳥週間である。鳥の和名や地方名について調べたことはない。もっとも身近な鳥といえば「スズメ」だが考えれば不思議だ。「古事記」「日本書紀」にでてくる「雀」は「すずめ」のことだが、「万葉集」には「すずめ」という語はないそうだ。全国各地で様々な名前がある。奈良では「イタクラ」、沖縄では「ヨモンドリ」「ヨモドリ」「ヨメンドリ」と呼ぶ。巫女のことで、神がかり状態で巫女がよく喋り続けることから、よく囀る小鳥の意でよばれたのであろう。富山では「バンチク」と呼ぶ。日本古語大辞典には「スズメ。雀。スズは擬声語であろう。メは群の意であるが、鳥の呼称にこの語を添えて用いる例は少なくない。ツバメ、カモメ、キジメ」とある。「スズ」は「小さい」という意味がある。少ない金額を「雀の涙ほど」ともいうように。

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