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2011年4月16日 (土)

ゴヤの暗い絵

    ゴヤ(1746-1828)といえば有名な着衣と裸の2点のマハを思い出す人が多いだろう。しかしゴヤの真骨頂は晩年の恐ろしい絵や悲劇的な絵にあるように思う。1792年、全聾となった。梅毒が原因とも言われるが確かなことはわからない。そして73歳のとき重病に陥ったゴヤはマドリード郊外の「聾の家」(キンタ・デル・ソルド)に幽閉生活を過ごし、14点の連作絵画「黒い絵」(ピントゥーラス・ネグラス)を制作した。不気味で恐ろしい絵が何を言おうとしているのか不明だが、芸術とは服従的な行為でなく、自己自身の自由な行為であり、ゴヤ表現主義を示した作品であるといえる。

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