アポロンとヒュアキントス
ミュロンの「円盤投げ」はギリシア神話の少年ヒュアキントスを表しているといわれる。ギリシア神話にこんな話がある。
アポロンはヒュアキントスという少年を可愛いがっていた。ある日、2人は円盤投げをして遊んだ。だがアポロンの投げた円盤が地面から跳ね上がって、少年の額にぶっかった。彼は気絶して倒れ、絶命した。「ヒュアキントス、お前は死んでいくのか。まだ若いお前を死なせたのも、みんな俺のせいだ。私の竪琴はお前を名高くするだろう。そしてお前は花となるだろう」
そして少年はユリに似た美しい花になった。この花はヒュアキントス(ヒアシンス)と名を改めて、春ごとにその運命をよみがえらせている。考証家によると、この花は、私たちが知っているヒアシンスではなくて、多分アイリス、あるいはパンジー(三色すみれ)だろうといわれている。だがヒアシンスの花言葉は「スポーツ」「遊戯」である。
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