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2011年4月25日 (月)

世界史の中の日本という国家

   世界史は、ある面で国家と国家との関係の歴史でもある。国家の成立要件としては、領域、国民、主権の3要素をあげることができる。参考に国家の本質に関するおもな学説をあげる。

①国家有機体説…スペンサー、ブルンチュリ、シェフレ

②階級的国家説…マルクス、エンゲルス

③国家法人説…アルブレヒト(1800-1876)ゲルバー(1823-1891)イエリネック(1851-1911)

    美濃部達吉の天皇機関説は国家法人説の考え方に近い。主権は国家にあって天皇にはなく、天皇の機能は、法人における理事と同じく、国家を代表する最高の機関として行われるものであるとする。大権政治よりも立憲政治を重視する考え方に立っている。

    国家形態は①帝国②王国③共和国 などがある。アメリカは典型的な共和国である。ところで日本は、世界史の上では独特の国家形態である。英語で天皇は「The Enperor」であるが、戦前までの日本は①の帝国であろう。戦後の日本はどうであろうか。国体護持を要望したのであるから、本質的には何も変わらぬとする論者もあろうし、表面上は変わったとする者もいる。つまり「天皇が憲法によって定められている象徴として存在しているが、実際は政治において最高の権限をになっているのは、国民によって選ばれた国会である。つまり、日本は象徴天皇を戴きつつ、国民の自由な権利が保障されている民主主義国家ということができる」としている。こんな譬え話がある。戦後、「民主主義」というプラカードをつくろうとした青年が、紙がないので古紙に書いた。裏を見ると「八紘一宇」と書いてあった。日本の民主主義とはこんなものである。投票率がどんどん低下していく。有権者の半分以上は投票を棄権している。主権は国民でありながら参政権を放棄しているのである。日本人が何を考えているのかわからない。みせかけの民主制はもうやめて、国民が直接元首を選ぶ大統領制の共和制国家を実現してはどうか。

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