無料ブログはココログ

« 有事の際の感情的言動は慎もう | トップページ | 花冷え »

2011年4月 2日 (土)

現代の蔵書家

    先日亡くなられた谷沢永一は蔵書10万冊以上あったそうだが、震災で多くを失ったと訃報記事にあった。個人の蔵書で10万冊という数字は半端なものではない。普通の公立図書館ぐらいはあると考えてよい。もちろん蔵書のレベルは公共図書館よりも遥かに高いものがあるだろう。林望、赤川次郎、筒井康隆、松岡正剛、荒俣宏、井上ひさし、阿刀田高などの著述家もみんな豊富な蔵書を持っておられる。フランス文学の鹿島茂が書いている。「日本でもそうだが、フランスでも、地方の美術館や博物館、あるいは記念館の類いに出掛けるときは、少し現金を多めに持っていくことにしている。買うのはもっぱらミュージアムの売店で売っている本である。それは、そうしたミュージアムでなければ手に入らなければならないような本があるからだ。佐賀県のミュージアムに行ったとき、私は大隈重信、江藤新平、副島種臣などの本を2万円ほど買い込んだ」とある。(鹿島茂「パリの本屋さん」)鹿島茂の書いたものを読むと羨ましいかぎりである。だが紙媒体の膨大なストックを誇る著述家はこれからは無くなるだろう。

« 有事の際の感情的言動は慎もう | トップページ | 花冷え »

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 有事の際の感情的言動は慎もう | トップページ | 花冷え »

最近のトラックバック

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30