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2011年4月26日 (火)

夜警国家、福祉国家、機能国家

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    過去最低の投票率を更新した統一地方選挙はわれわれに何をもたらすのか。政治不信の表われなのか。だが現実的には第二の敗戦といわれるほど、今は国家の救済が求められている時ではないだろうか。古い高校時代の政治経済のテキストを引きずリ出して考える。「国家とは何か」と。「国家は国民の安全の保障、保持するためにつくられた」とある。国家類型概念として「夜警国家」と「福祉国家」の説明がある。資本主義形成期の自由主義経済を基調とした時期の国家観として夜警国家がある。その考え方は、国家の役割というものは夜回りのように、外敵の防衛、国内治安の維持に限定されるべきで、個人の私的生活や経済活動に国家は干渉すべきではないとする「夜警国家」観が理想とされていた。しかし1929年に発生した世界大恐慌を機縁として、経済活動における政府の役割が著しく増大してきた。第二次世界大戦後、政治が経済に優越し、国民の福祉増進のため、国家が民間の経済や社会生活に介入する必要が生ずるとともに、従来の必要悪としての国家ではなく、積極的に国民生活に奉仕する国家となった。社会的・経済的な機能国家へと変化していく。海外から日本政府の原発事故への対応をみると、指揮統一されず、夜警国家、福祉国家、機能国家、いずれにもならず、普通の行政事務に終わっているように見える。日本は世界中の反面教師となっている。

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