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2011年4月12日 (火)

セリヌンテのヘラ神殿

Photo セリヌンテE神殿

    イタリア南部シチリア島南西部にある都市セラヌンテは前8世紀ギリシア植民市として築かれ、前5世紀には非常に栄えた町であった。前5世紀と前3世紀、カルタゴ軍によって二度にわたって町が破壊され、さらに地震によって廃墟となった。近年、発掘によりドーリア様式の女神ヘラに捧げられた神殿と2000人を収容できたといわれる神殿などアクロポリスの巨大神殿群の観光スポットとして注目されるようになっている。ヘラとは「貴婦人」という意味で、宇宙の支配者ゼウスの妻である。貞節の神でもあるが、嫉妬深い神で黄金の林檎の件などトロイ戦争はじめいくたの騒動をまきおこしている。

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