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2011年3月31日 (木)

俺ってビッグ

    俳優や政治家などの著名人は自意識が過剰で自分は偉大で自分の名前は永遠に人々に知られると思っている。しかしどんなに人気者でも100年経つと大概は忘れられる。「目玉の松ちゃん」こと尾上松之助(1875-1926)は生涯に1000本以上の主演映画があったといわれるが、彼の写真を見て知る人は意外と少ない。不滅のスターとまではいかない。ましてや田原俊彦のように「俺ってビッグ」というスターは凋落も早かった。作家や芸術家などは自らを偉大な歴史に残る作家と意識しているのだろうか。たとえばゴッホやロートレックの作品などをみると、自己の歴史的な位置づけなどよりも、もっと純粋な芸術への表現があるように感じられる。つまり作家にしろ、画家にしろ、むしろ周囲の雑音は創作上邪魔である。ノーベル賞を受賞した後、多くの作家はスランプになって書けなくなるという話をきくことがある。周囲が「ノーベル賞だ」「郷土の作家だ」と勝手に騒ぐのは迷惑な話だ。歴史に残る偉大な人というのは私欲のない人が多い。関羽、菅原道真、吉田松陰、乃木希典、東郷平八郎、みんな自分が神になるなど思っていなかっただろう。昭和の人物は存命中から名声を得て、高収入を保障されているが、みんな自身の芸術的才能をすべて発揮できず、可哀そうな人たちである。

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