風評被害という被害
アエラの表紙が「風評被害を煽る」という理由で編集長が謝罪した。野田秀樹が連載を降りるという。これもパフォーマンスか。編集長がこれくらいの抗議で謝るようでは弁護する気にもなれない。どちらも呆れたものだ。政府やテレビの「安全です」を信じている人たちが非難しているのだろう。しかし何でもかんでも「風評被害を煽る」という理由で言論や表現の自由を奪うならば、それは全体主義だ。ある種の思想統制がつよくなっている。ファシズムのヒトラーユーゲントのようなものが強くなっている。ネットでも国家権力に抵抗する人を集団で攻撃する勢力が強くなっている。すでに歪んだ社会がみえてくる。フジテレビで震災報道でスタッフの下品な会話が漏れた問題でも、あやふやにしている。日本の社会で支配層の勢力を守ろうとするものである。平等よりも体制の維持を図ろうとする人が多くいるのだ。保守化現象は国家の衰退を加速させる。ゲリラ戦法で戦うしかない。むかし一休が髑髏をかかげて京の都を「ご用心召され」と正月に歩いた。これは「風評被害を助長する」ルーツか。
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