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2011年3月21日 (月)

国家のごまかし表現のテクニック

    NHKのニュースを聞いていると「冷静な対応を」という文言が必ず合言葉のように出てくる。これは報道の内容が国民に危機感を与えるものなので、結語にもってきて、あまり大げさにならないようにする配慮であるのかもしれない。いろいろ数値を読み上げたあとで、「基準値を超えますが、健康への影響は心配ありません」も同様であろう。「レントゲンを受診するようなものです」といった表現は放射線を扱う医師から抗議があった。国策でプルサーマル原発のプルトニウムと同様に扱うことに対してらしい。風評に対しても厳しい。「風評被害を助長する」という論法である。やはり今は戦時で政府への批判に対しては、逆に政府拠りの層からの言論統制があるようだ。だがブロガーとしては、この可笑しな世論には疑問を感じている。

    プロ野球の開幕日が論議になっている。文部科学省の要請どおり12日にするのか、強行突破して29日から実施するのか。「プロ野球が勇気を与える」のか「被災者の気持ちを考える」のか。対立した意見に「冷静な対応を」するならば、どっちに軍配が上がるのか?放射能に対して、「正しく怖がる?」などという意味不明の見出しが大新聞に登場しているが、これで正確な情報が伝達しているつもりなのだろうか。すべては原発政策の誤りを糊塗(曖昧にとりつくろっておくこと)するためのまやかしにすぎないように思える。このような小賢しい悪知恵がはたらくのが支配者である。

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