十五浜村
旧雄勝町は太平洋に面したリアス式の漁村。この度の東北関東大震災では大きな津波被害を受けた。北に名振湾、南に雄勝湾を擁し、半島中央に石峰山、東に小富士山がある。近世は桃生郡南方大肝人の支配下にあり、町域の村12村と現河北町の釜谷浜、長面浜、尾崎浜の3村を総称して十五浜とよばれた。明治23年、町村制施行により、十五浜村が成立。昭和16年改称、町制施行され雄勝町となった。平成の大合併の平成17年、石巻市と雄勝町を含む6町が合併し、新石巻市の一部となった。生活の糧だった漁業は、津波で破壊された。「高知なら、船に乗ってすぐ稼げるかも」避難している漁民たちのあいだにはこんな話が広がっている。
« 著名人の震災救援活動 | トップページ | 三年寝太郎の存在価値 »
「地理」カテゴリの記事
- アンティポディーズ諸島(2022.08.13)
- 猛暑と地球温暖化(2022.06.28)
- 帝国書院の「世界の諸地域NOW2022」(2022.04.10)
- 三角州の分類(2022.04.09)
- 中国張家口(2022.02.16)
コメント