世の中は何か常なる飛鳥川
むかし北海道にある幸福駅へ行く切符に人気が集まった。「幸福駅」(やまがたすみこ)という歌もあった。人間はつねに幸福というものをもとめたがる。だが幸福はある永続的な状態なのであって、それはこの世の中では人間に与えられないものらしい。地上ではすべてが絶え間ない流れのうちある。大地震や津波、放射能汚染による恐怖などが現れるすこし前は予備校生のカンニングで大騒ぎしていたし、前原がお世話になったおばちゃんの献金問題で大臣を辞めることになってしまった。なんだか遠い話のようだ。「ゆく川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず」なんとなく年を重ねた者にはこのような無常観のほうが心がやすまる。だが若い人たちは、このような厭世的な気分は嫌だろう。「がんばろう日本」「ガンバレ」というエールが響き渡る。
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