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2011年3月27日 (日)

偉人の伝記

    図書館の児童室には必ず偉人の伝記がすらりと並んでいる。親が子どもに読ませたい本になかには、野口英世やヘレン・ケラーなどの伝記が多い。その本を読まずとも何となくよさげに思うのだろうか。文学作品や絵本で親がむかし読んで感動したから子どもに奨めるのは、わからぬでもないが伝記に関してはどうも??という感じがする。子ども向けの伝記についての評価、あるいは効果には、懐疑的である。

 

     朝日新聞beランキング。いつものようにイージーな企画である。「感動した偉人の伝記」野口英世、ヘレン・ケラー、マリー・キュリー、トーマス・エジソン、アンネ・フランク、坂本龍馬、ナイチン・ゲール、マザー・テレサ、伊能忠敬、ガンジー、シュバイツァー、織田信長、アインシュタイン、ダヴィンチ、徳川家康、ガリレオ・ガリレイ、ベートーベン、豊臣秀吉、リンカーン、宮沢賢治と続く。政治家は米大統領リンカーン一人。ちなみに近年は「リンカン」と表記するのが一般的だ。ドリス・カーンズの近著も「リンカン」である。戦後、子ども向き伝記から消えた偉人は誰か。源義経、二宮尊徳、楠木正成、児島高徳、高山彦九郎、吉田松陰、乃木希典、東郷平八郎、広瀬武夫など。ナポレオンやコロンブスなどは伝記では一番面白いとおもうのだが。これからは世界的視野が必要なので、以下の人物の伝記は重要と思う。スペインのドミニコ修道会宣教師ラス・カサス、トルコの指導者ケマル・アタチュルク、プロイセンのフリードリッヒ2世(大王)、ロシア皇帝ピョートル1世(大帝)、徳川吉宗、ドイツのビスマルク、マレーシアのマハティール。アメリカ外交官が沖縄を侮蔑したり、日本の首相が「許し難い暴挙」と発言したり、節度ない政治家が多いが、まず世界史を知ることが相互理解につながると思うのだが。

 

 

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