妄想列島ニッポン
むかしダニー・ケイの映画の主人公やサトウサンペイの漫画は、男の妄想が主要なテーマだった。電車に乗ったサラリーマンの前に座った若い女性がすべて全裸なのだ。テレビを見るとお天気姉さんが裸で天気予報をしている。もちろんこれは男の妄想。男はつねにエッチなことを想像しているものである。だがそういったことを少しも他人にはサトラレナイように日常生活を営んでいるところに人間社会の妙味がある。もし妄想でなく本当に実行したらどうなるだろう。それはお色気青春映画だけが許される世界である。「グローイングアップ」とか「マレーナ」とか「青葉繁れる」とか。中年のオジサンがやるとさらに滑稽だがミジメだ。川崎で女装し、銭湯の女湯に侵入した中年男が逮捕された。脱衣所から浴室まで入り、女性客に不審に思われた、というから、男性の念願は達成されたわけである。「入りたくて入った」という供述がストレートでよい。男は可愛い生き物なのです。
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