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2011年3月27日 (日)

cowardly rabbit

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     2号機建屋で通常の約1000万倍という高い濃度の放射性物質が検出されたという。東電の会見でも「原因はわからない」という。また東京大学の関村直人教授は「ただちに人体に影響があるということではない」と言っている。しかし政府はいつまで東電に任せておくのだろうか。ここままの放水で収束するのか。国民は黙って高校野球を見ておけばよいのか。

    ドイツのベルリンやミュンヘン、ハンブルク、ケルンの各都市では大規模な反原発デモが一斉に行われている。日本では安保以来、半世紀以上、大規模なデモが行われたことはない。もちろん沖縄や広島、長崎などで整然とした集会はあるが、いわゆる全国各地から無党派の若者が集う国民的統一行動といったものは無い。ケペルも春闘や統一ストライキに参加したことはあるが、割休闘争で弁当や交通費をもらって参加したものだ。機動隊の放水を浴びたことはない。いつごろから若者が怒らなくなったのか。いまテレビで公共広告機構が盛んにメッセージを流しているが、あれは華美なCMをさけるためかと考えたが、実は政府が災害時の暴動を抑えるためのものであった。たぶん日本では原発反対のデモも整然とした大人しいものになるだろう。むしろ原子力発電所がイスラム過激派のテロのターゲットになったらどうするのだろう。警備は万全か。おそらく無防備だろう。テロの攻撃を受けて放射能が漏れても、また「想定外です」という一言で国民は納得するのだろう。不安で眠れず深夜テレビをつけると田原総一朗の司会で討論番組「朝まで生テレビ」。堀江貴文や勝間和代が原発事故や計画停電など議論していたが、この番組そのものが電力の無駄、無意味なので途中で寝る。日本国民はおとなしい臆病なウサギである。未曾有の国難に際しても、これほど何もしない政府、国民は世界史上稀れであろう。

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