昭和40年代の歌姫
ポリドールレコードという会社は今はもうないらしい。戦前は、「上海だより」の上原敏や「麦と兵隊」の東海林太郎はポリドールだったので国民には軍時歌謡として馴染み深い。実際は洋楽が専門である。しかし戦後生まれの自分の印象では、ポリドールといえば女性歌手という感じがする。西田佐知子、日野てる子、園まり、などはポリドールに在籍してヒットを飛ばしていたからだ。西田の「アカシアの雨がやむとき」「エリカの花散るとき」、日野の「夏の日の思い出」「港の丘に泪して」、園の「何も言わないで」「逢いたくて逢いたくて」などロマンチックな歌が多い。だからポリドールと聞くと、今でも頬が熱くなるような甘く感傷的な気分になる。
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