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2011年2月 2日 (水)

スターと髭

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  最近の日本では髭をはやしている人をほとんど見たことがない。テレビのお笑い芸人にもあまりいない。むかしチャップリンのチョビ髭や、グーチョ・マルクスのように喜劇役者は珍型のヒゲで個性を出していた。ベン・タービンもオリヴァー・ハーディも髭がトレード・マークだ。もともと映画初期は登場する男はヒゲまたヒゲで、口ひげはもちろん、あご髭、ほほ髭みんな生やしている例も少なくなかった。髭だらけで顔の弁別がつきにくいというクレームもでた。だが夫人には髭男は人気があった。「ヒゲなきキスはバターなきパンの如し」という言葉が西洋婦人の間では囁かれていた。しかし時代の流れとともに、こざっぱりとした貴公子がモテるようになった。ディズニーアニメの「シンデレラ」も王子様には髭がない。最近の日本のイケメン・ブームも髭なしである。しかし口髭がトレード・マークのロナルド・コールマンは死ぬまで髭を落とすことがなかったが、洗練されて粋だった。クラーク・ゲーブル、アドルフ・マンジュウ、フレドリック・マーチ、ウィリアム・パウェル、デヴィッド・ニーブン、オマー・シャリフ、ショーン・コネリー、チャールズ・ブロンソン。男の魅力が漂う。うーム、マンダム!

Photo_2 ベン・タービン

Photo_3 スタン・ローレル(左)オリヴァー・ハーディ(右)

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