なぜなの、ママ?
何かの折に「ワレメちゃん」と言ったら、「何に、それ?」と聞き返された。むかし流行した言葉だったが、いまでは通用しないらしい。男子には「おちんちん」とう幼児語があるが、女子には適当に言葉がない。「おまんこ」では卑猥であり、「ワギナ」では児童に発音しにくい。真面目な性教育の観点から、性教育実践家の北沢杏子が考案した用語が「ワレメちゃん」だった。結局、好んで使ったのは男子だけで、その後、「めちんちん(雌珍々)」という言葉も生まれたが、むなしく消えていった。「ワレメちゃん」は昭和47年に生まれたが、この年のものは消えてしまったものが多い。少年マガジンから「巨人の星」や「あしたのジョー」は無くなったが、梶原一騎ももうこの世の人ではない。日中国交回復の年だが、毛沢東、周恩来、田中角栄はいない。グアム島から帰還した旧日本兵の横井庄一もいない。だが現在も横井美保子夫人が横井庄一記念館を運営しているという。
パンダのカンカン、ランランはもちろんいない。前年にデビューした天地真理はアイドルの階段を駆け上がっていった年だった。有吉佐和子の「恍惚の人」がブームで映画化もされたが、有吉も森繁も高峰もいない。ボーリングブームで中山律子、並木恵美子、須田開代子(1995年没)、フィギュアスケートのジャネット・リン、ゴルフのローラ・ボー、レコード大賞「喝采」のちあきなおみ、今どうしているのだろう。
5日、連合赤軍・永田洋子死刑囚(65)が東京拘置所で脳腫瘍で死亡した。永田は「あさま山荘銃撃事件」「同志大量リンチ殺人事件」で13人に対する殺人罪などに問われていた。テルアビブ空港乱射事件の日本連合赤軍の岡本公三(63)は現在も生きており、国際指名手配中であるという。
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