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2011年2月 3日 (木)

まぼろしの理想図書館

   よく図書館長は有資格者でなければならいと図書館の世界ではいう。また自治体直営で館長をはじめ職員全体が有資格者で、正職員による図書館運営という職員体制を唱える人がいる。だが現実には、指定管理者制度や運営を委託する図書館が増え、臨時・非常勤職員が全体の62.7%でこの数字はますます増えつつある。理想論を熱く語るのが優れた図書館員のように思う人がいる。だがこれではいつまでも幻の邪馬台国を追い求める宮崎康平のようなものではないか。たとえば有資格者である専門館長と、行政から配属された無資格の館長との間でこれまでどれだけ運営に違いがあったのだろうか。一部に名館長といわれる人もいたものの実際はスタンドプレイのような単発のアイデアにとどまり、多くは地味で手固い無資格の図書館長のほうが館運営を上手くやってきた事例のほうが多い。また有資格の館長は、仕事への自信から、改革を急ぎ、過剰な図書の廃棄などをすることが多く、資料面からみると弊害のほうが大きい。全国的な組織としては文部科学省所管の社団法人の日本図書館協会があるが、ここに大きな期待を寄せることもはかない夢であることを知った。ある市立の図書館では分室の運営を市民のボランティアに任せているという。当初、運営が危ぶまれたが、7年を経過するが順調に運営されているという。問題点はあろうが、財政的危機の中で図書館を存続させるためには止む得ない選択だったと思っている。

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