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2011年2月13日 (日)

戦時下のラジオ番組

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   大阪毎日新聞昭和17年12月12日にラジオ欄。「前線だより」「公に奉ずる」「すべて戦争へ」など戦時色を感じる。娯楽といえば、吉川英治「新編忠臣蔵」(守田勘弥)ぐらい。夜は奥田良三、石井亀次郎、宮下晴子らの戦時歌謡。石井と宮下は夫婦だ。ドイツは同盟国なのでクラシックはよく流れた。奥田良三の大ヒット曲は「命かけてただ一度」。ドイツ映画「会議は踊る」でリリアン・ハーヴェー嬢が喜んで馬車に乗って城へ行く場面で流れる。「♪若き日のまぼろし 命かれて ただひととき 青春の花は咲く」と日本語歌詞で歌うレコードが、いまYouTubeで聴ける。

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コメント

奥田良三さん。
二十年前?、高知に昭和音大の同窓会?結成かなんかでいらしゃいました。記念演奏会が無料で開かれ、学長として三曲歌って下さいました。
もう当時で80歳くらいだったでしょうか。小柄な奥田さんが歌う生の迫力ある誠実な歌い方を聞けてよかったです。
曲順を間違えないよう、隣のピアノ科の教授が1曲ごとに小声でプロンプトなさって、無伴奏出だしの確認をしてました。
歌は、もちろん石川啄木の歌集から。若い時東北巡業した時からの十八番。

奥田良三さんの「海ゆかば」の独唱も素晴らしいですよ。

「海ゆかば」YouTubeで聞きました。軍歌というより鎮魂歌。「荒城の月」「美しき天然」「叱られて」「この道」「城ヶ島の雨」「からたちの花」「さすらいのジプシー」それに「モンテカロルロの一夜」「今かけてただ一夜」「これぞマドロスの恋」「今宵こそは」と映画主題歌などのヒット曲も多いかたですね。

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