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2011年2月10日 (木)

離島にこそ図書館を

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  インターネットの普及で、情報格差の解消が是正されてきた面はあるが、地域の文化的リテラシー形成はこれとは別次元の問題である。本による読書は、生涯の健康や幸福、学習基盤を形成する。また本は氾濫する情報と異なり、確かな歴史と未来への教育を形づくる。だが人口過疎の村や離島には、いまだ図書館どころか、本屋もないとろが多い。週刊雑誌を読むにも一週間は遅れる。いま本当に本が必要なのは過疎の村や離島に住む人々であろう。ぐるーぷ「あいらんだあ」は30年以上も前から離島の支援活動をしている。河田真智子は38年間、離島をめぐり歩いて、さまざまな活動に取り組んできた。図書館人にとって、とくに注目すべき活動は、島へ本を送ることである。沖永良部島など50の島へアンケートを出して、希望するところには100冊ずつ、本を贈ってきた。(送料は役場負担)昭和53年、最初に本を送ったのは、伊豆諸島の最南端の青ヶ島だった。人口200人の日本で一番小さい村には、図書館はなく、公民館の一部の本棚だけがあった。いまでは村立図書館もできているが、蔵書の多くは「あいらんだあ」の寄贈本が核となったものである。(参考:河田真智子「島に本を送って10年」 「しま」№139 日本離島センター)

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