粗大ゴミじゃねえ
西城秀樹の歌に「粗大ゴミじゃねえ」というのがある。この歌が発表された直後に病魔に襲われ倒れた。「粗大ゴミ」とは広辞苑を引くと大型の廃棄物の意味しか説明していない。一般には、別の意味として「定年後、家でゴロゴロしている夫のこと」をさす言葉として使われることがある。役には立たず、といって捨てるのも大変という意味で、仕事以外に何の趣味も持たない、会社人間の哀れな末路を現している。評論家の樋口恵子が言い出したものといわれる。なぜ広辞苑で収録しなのかは憶測の域をでないが、おそらく女性の側からのネガティブ・キャンペーンの一つ、例えば、「粗大ゴミ」「加齢臭」などであり、好ましくないと判断しているのであろう。
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