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2011年1月 6日 (木)

当世チャイドル芸能事情

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    世阿弥は「風姿花伝」で「此の花は真(まこと)の花にあらず、ただ時分の花なり」と言っている。能楽で、若さという好条件によって一時的な面白さを「時分の花」というそうだ。若さの勢いというのはどの芸事にもあることで、若い頃にはそれなりの人気が出る。だがいずれ鳴かず飛ばずになってしまうことが多い。先日、亡くなられた高峰秀子は稀有なスターだろう。アイドル性を保ちながら女優して成長していくことは至難である。1990年代には、「チャイドル」という言葉がうまれローティーンのタレントがブームになった。吉野紗香、安達祐実、野村佑香、前田愛らがCMモデルで活躍した。新潮社は1997年にローティーン向けの雑誌「ニコラ」を刊行した。そしてこの雑誌から新垣結衣、沢尻エリカ、蒼井優、岡本玲らが登場した。野村佑香の場合、3歳からモデルを始め、10歳くらいのときCM、映画、ドラマで人気が出た。やがてローティーンのファッションリーダーとなったが、学業と仕事の両立は難しく、成城大学を卒業し、現在、芸能界に復帰している。ピーク時の人気はないかもしれない。だが野村は読書家らしく、名鑑には名言がのっている。「急ぐ必要はない。君の速さで歩けばいい。君が君でいることが何よりも大切なんだから・・・」「トコトンまで悩んだ末、選んだ道は、絶対に後悔しない道だと思う」。引退した石田未来も復帰している。チャイドルは意外としたたかである。NHKハイビジョンの正月番組「ぐるっと長靴4000キロ」野村佑香が船でイタリアを一周。ジェノバ、アルゲーロ、ソレント、ナポリ、シチリア、パレルモ、オートラント、バーリ、そしてベネチアで船旅を終える。とくにパレルモは地中海貿易の拠点として北アフリカに住むアラブ人が支配したところで、今も町にはアラブ文化の雰囲気が漂う。少女から大人になった佑香だが、愛嬌のあるルックスはチャイドル時代のままだった。

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