南洋諸島と冒険ダン吉
少年倶楽部に昭和8年から14年まで連載された島田啓二の「冒険ダン吉」は日本人に熱帯アジアのイメージを与えるのに大きな影響があった。だがダン吉は南洋のどこの王となったであろうか。椰子の実が繁り、ゾウがいるところか。熱帯アジアのインドから東南アジアにかけてらしい。しかし、話のなかには、キリン、カバ、ゴリラ、ダチョウなどアフリカに分布する動物まで登場する。島田は海外に一度も行ったこともなく、動物の知識もなかったので、その点では、キプリングの「ジャングル・ブック」とは大きく違う。「ジャングル・ブック」に登場する動物はほとんどいまもインドの森を歩き回っているという。
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