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2011年1月 3日 (月)

烏帽子岩と校歌と行儀悪い子ども

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    「♪太陽のぼる かがやく海の はてなき広さを 心に持とう」(昭和57年制定 茅ヶ崎市立東海岸小学校校歌)弾厚作作曲 岩谷時子作詞。加山雄三が数年ぶりに母校(正確には加山は国民小学校なので母校ではない)を訪れ、小学生たち全員が加山の前で全国に歌を聞かせてくれる。「BS朝日5局共同特別番組、湘南から愛をこめて」という正月番組であった。子どもたちの元気いっぱいの声が聞けると期待した。だがテレビの映像で流れる小学生はピースサインをしてお行儀悪い。はしゃいでいる子、全然歌っていない子、列がバラバラ、子どもたちの心が全然ひとつではない、およそ校歌を全国に聞かせる、テレビ中継しているという意識のない、ただのバカっぷりをたっぷりと見せつけてくれた。なぜあの映像を流したのかも制作者の意図も真意もわからない。明らかに失敗の企画だった。一部の子しか校歌が歌えないようだし、来校した弾厚作(加山雄三)を子どもたちは知らない。先生も知らない。先生はなぜ指導をしないのか不思議だ。学校の今の現状をみて驚いた。これが現実だ。とくに前列の男の子がお行儀が悪いのだが、それが周りに伝染して最後まで続いた。途中でたまりかねた後列の女子が注意するシーンもあった。別の番組で植村花菜が母校の女子高で「トイレの神様」を歌ったときは感動ものだった。やはり大スターでも子どもにはかなわない。さすがに当の加山も呆れた感じだった。放任教育の実態をまざまざと見た。

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