ビゴーの日本人妻・佐野マス
フランス人画家ジョルジュ・フェルディナン・ビゴー(1860-1927)は明治15年から明治32年までの18年間、日本に滞在し、日本や日清戦争当時の日本人の風刺画などを多数描いた。だがビゴーが正式に結婚した士族の娘、佐野マスについてはあまり知られていない。マスとは明治27年に結婚し、長男モリスが生まれたが、明治32年に官憲の弾圧をおそれてフランスへ帰国するため、やむなく離婚している。ビゴーとマスとの新婚生活は千葉県の稲毛海岸にある別荘式の旅館「海気館」の傍らにある家であった。ここで2人は明治30年頃まで暮らしている。マスは写真のように美しい女性であるが、その後の消息については不明である。
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