スザンナ・ヨーク
英国女優を感じさせない大きな目とベビー・フェイスが魅力のスザンナは、長い間、英米の映画で活躍をみせた。1月14日、骨髄ガンのため死去した。72歳だった。日本でも多数映画は公開され、その名前は知られていたが何故か新聞での訃報記事の扱いの小さいことに驚かされた。「ひとりぼっちの青春」(1969)でアカデミー助演女優賞の候補にもなったが、いまひとつ決定打がなかったのかもしれない。
王立アカデミーで2年間学ぶ。1960年、映画界入りして「フロイド」(62)でハリウッドにも進出。翌年には「トム・ジョーンズの華麗な冒険」、「わが命つきるとも」(66)、「素晴らしい戦争」(68)などイギリスの名作に出演。「ジェーン・エア」(71)は話題となった。70年代後半からはハリウッドの出演が多く、ハリウッドで成功した英国女優の一人であった。
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