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2011年1月21日 (金)

老人が自殺する国は滅びる

    毎日、むかしのホームドラマ「気になる嫁さん」を見ている。佐野周二、浦辺粂子が懐かしい。むかしのドラマには必ずお年寄りが出演していたが、最近のドラマには若い人だけで家族が描けていないような気がする。お手伝いのタマはスーパーが嫌いで商店や市場で買物をする。そんな古風な日本人がいなくなった。近くのお豆腐屋さんの老夫婦が首吊り自殺をした。かつては賑っていた商店街もいまではスーパーやコンビニで買物をする人ばかりで、シャッターを下ろしたままの店が目立つ。先日、地代の滞納を苦に老姉妹が焼身自殺をした。老人たちにはまことに住みにくい世となった。食い扶持減らしのために姥捨て山に捨てられるという話があったが、いまも変わらぬ世の中なのか。豊葦原瑞穂の国といいながら、お米さえ満足に食えぬとはなさけなや。施政方針演説で「いのち」を連呼したのは、ポーズだけなのか。お年寄りが自殺する国は滅ぶ。

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