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2011年1月27日 (木)

人口10万人以下の市では美術館をもたないほうがいい

   市民というのは身勝手なものでたいした考えもなく自分の住んでいる町に美術館がほしいという要望をだすことがある。人口30万から50万人の規模があればなんとか運営も可能かもしれないが、8万人、9万人という規模ではなかなか運営していくのは困難である。美術館はお金のかかるものであることを十分に認識しなければならない。もし間違って建ててしまってからがまた大変である。どんなに利用者数の少ない美術館でも愛好者はいるだろうし、市民運動とかで閉館には反対するであろう。直営が無理とならば、指定管理制度を導入するが、館としての個性をだせるかどうかは未知数である。公民館に美術ホールで市民の描く油絵や、お年寄りの手芸品などを陳列するような、文化祭のような市民美術館になってしまうのである。海外の若手芸術家を発掘するという学芸員の努力があっても、市当局や古い館長のレベルでは、現代美術は理解できないものも多い。また独立の美術館なら思い切った企画もできようが、文化財や古美術との複合した美術博物館なら最悪である。美博はどうしても美術系学芸員と文化財系学芸員が対立するので館が一つにまとまりにくい。現代アートと市民のからの寄贈されたお雛さまが並んでいる。お笑い美術博物館が全国にもある。そんなことにならないよう、小さな町に住む人は電車に乗って大きな街の美術館へ行こう。そして「オルセー美術館展」とか「レンブラント光の探求」「シュルレアリスム展」などを見るほうがよいだろう。土地には文化人という方がいて芸術論で熱く文化を語るが、美術館経営が失敗したときに責任者は誰もなのり上げることなく、ツケは若者たちにまわされるのである。

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