鎌倉街道の謎
テレビ東京の番組「鎌倉街道歩き旅」を視聴。高崎から鎌倉まで160kmを5人の有名タレントが10日間リレーで歩く。懐かしい中野良子が出ている。後で調べると鎌倉街道というのは、1本の整備された幹線ではなくて、鎌倉から四方に網の目状に関東、中部に広がっており、正確なルートや本数は不明である。古道あるいは主要道の蔭となった間道、伝承鎌倉街道を含めると無数にある。地域も信州、越中にまで続いているらしい。日本の近代登山の父と呼ばれたウォルター・ウェストン(1861-1940)が明治25年と大正3年に安房峠や上高地からの帰路に用いたルートも鎌倉街道であったらしい。
朝比奈切通しは鎌倉から金沢六浦津に抜ける重要な街道で朝比奈三郎義秀(和田義盛の三男)が一夜にして切り開いたことから朝比奈の名前がついたといわれる。(参考:阿部正道「鎌倉街道について」人文地理学の諸問題 1968)
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