すけこまし
サラリーマンを対象とした簡易な統計「夫婦問題調査室」によると、「浮気・不倫の経験がある」と答えた人は34%、「浮気・不倫はバレなければいい」が15%と、きわめて高い数字が報告されている。いま巷では「優しい嘘」や「残酷な沈黙」が話題となっている。男女の関係に良い、悪いと責めるのは酷だと擁護の意見もある。姦通罪というのは戦前の話で今の日本人には理解できない倫理だろう。40代というのはバブル全盛のとき若い時代だったので恋愛上手だ。それまでの日本人の学生時代は男女交際など無縁であったが、トレンディードラマを地でいくような交際術、シャレた会話上手な男も急増してきた。ジゴロといえば聞こえはいいが、いわゆる「すけこまし」だ。会見で印象に残るのは、自ら気の利いた言葉「残酷な沈黙」を使った心理である。こういう言葉は当人が使うべきではない。記者が新聞見出しに考えるものであろう。たとえば三波春夫が舞台で「お客様は神様です」と言うだろうか。レッツゴー三匹のギャグで使えば、さも三波春夫が使うような気になるが、実際に使用したとは思えない。麻木久仁子の「優しい嘘」を受けて、それに対応して「残酷な沈黙」と使ったのは、大桃に対して無神経である。「僕が悪い」といった男がすぐに「残酷な沈黙」マスコミうけする言葉を言うことが厭らしい。やっぱり大桃が一番傷ついたのだろう。古い歌の文句がうかぶ。「♪泣いた女がバカなのか、だました男が悪いのか」論語に「巧言令色少ないかな仁」とあるが、口の軽い男は信用できない。
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