生きていた男装の麗人・川島芳子?
清朝復辟のため日本軍のスパイとして活躍した川島芳子(1907-1948)は処刑を免れて30年近く生きていたとする新証言があるらしい。死んだのは替え玉で吉林省で1978年まで生存していたとする。戦後育ちにとっては川島芳子はどのような人物かあまりなじみがない。川島芳子は満州王族の血をひくれっきとした中国人である。軍部のためにスパイとして満州事変から満州建国にかけての時期に活躍した。とくに天津に蟄居していた溥儀の皇后・秋鴻を説得して満州に引き戻したといわれる。だが「東洋のマタハリ」といわれた芳子の諜報活動の実態はなく、小説・映画などの虚構によるところが大きい。現実には上海の社交界で男遊びに明け暮れていただけだろう。
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