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2010年12月 3日 (金)

戦時中公開の戦争映画

    戦時中に封切りされた戦意高揚を目的に撮られた映画の中で最も多くの日本人が見た映画は、おそらく日米開戦1周年を目前に控えた昭和17年12月3日封切りの「ハワイ・マレー沖海戦」であろう。海軍省の後援で全国の学生、軍需工場、婦人会などが動員され、占領地も含めると約1億人がこの映画を観たといわれている。

    ストーリーは、予科練に入隊した友田義一(伊藤薫)が山下教官(藤田進)たちから海軍精神を叩き込まれて一人前の飛行兵に成長していく過程と、真珠湾攻撃、マレー沖での活躍ぶりを記録映画風に再現している。だが現実での戦況は、この年6月のミッドウェイ海戦の敗北ですでに劣勢に追い込まれていた、という事実を1億人は何も知らなかった。

    日中戦争が始まってから戦争映画は数多くつくられた。主な作品を挙げると、小杉勇「五人の斥候兵」「土と兵隊」、佐分利信「西住戦車長伝」、藤田進「海軍爆撃隊」、大日向伝「燃ゆる大空」、井上莞「空の少年」、阪東妻三郎「将軍と参謀と兵」、高田稔「望楼の決死隊」、佐分利信「愛機南へ飛ぶ」、高田稔「決戦の大空」、中田弘二「シンガポール総攻撃」、山内明「海軍」、大河内伝次郎「あの旗を撃て」、藤田進「加藤隼戦闘隊」、渡辺義夫「轟沈」、星野和夫「君こそ次の荒鷲だ」、水島道太郎「肉弾挺身隊」、藤田進「雷撃隊出動」、長谷川一夫「後に続くを信ず」、高田稔「愛と誓い」など。

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コメント

日本の戦時中の戦争映画で、最大の問題作は、黒澤明監督の『一番美しく』です。
横浜の工場で光学兵器を作る女子挺身隊の話で、大変精神主義的な作品です。
主演の矢口陽子は、その後黒澤と結婚しました。
ツタヤにあるので、是非ご覧ください。

また、東宝は戦時中に最も軍に協力した会社で、
真珠湾攻撃の際の「魚雷攻撃法のマニュアル映画」を特撮とアニメで作っていました。うしおそうじの本に書いてあります。

戦後生まれですが古い映画を見るのが大好きです。「一番美しく」はタイトルが戦争映画らしくなかったので漏らしました。国策映画はおそらくどこの国にもあるようです。アメリカ映画「ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディー」や「ミニヴァー夫人」なども国威発揚が見られますね。うしおそうじ、ってアニメ・漫画史で重要な人ですね。小さい頃読んでいたのですが、漫画を無くしてしまったけど、なぜか名前だけはよく覚えていて懐かしいひびきがあります。

うしおさんは、戦後はピー・プロで『ライオン丸』等を作りますが、戦前、戦中は東宝の航空教育資料製作所にいて軍事マニュアル映画を作っていました。彼の『夢は大空をかけめぐる 円谷英二伝』等に詳しく書かれています。

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