璽光尊とマッカーサー
大沢ナカ(のち結婚して長岡良子)は昭和20年6月25日、神からお告げがあったとして自らを「璽光尊」と名乗った。「世を救う神」として、世直しを宣言し、「京浜地方に大地震が起る」と予言した。GHQマッカーサーは本部にスパイを潜入させて調査していた。そしてポツダム命令違反や詐欺容疑で摘発、昭和22年1月、警察は璽光尊と幹部たちを食糧管理法違反で逮捕した。このとき信者だった双葉山が公務執行妨害で逮捕されている。金沢医大の鑑定で璽光尊は誇大妄想性痴呆症と診断され釈放されたが、その後宗教活動は衰退した。
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