かつて女性の教皇がいた?
カトリックの世界で最高の権威を持っているのがローマ教皇である。歴代のローマ教皇はすべて男性というのが世間の常識だが、実は女性の教皇がいたという中世の伝説がある。女教皇ヨハンナである。13世紀のポーランドの年代記作家マルティンはレオ4世(在位847-855)のあと、ヨハンナが2年7ヵ月間、教皇の位についていた。ヨハンナは12歳でドイツの修道院に入り、ギリシアへ行き、ギリシア語学者となって、男装してやがて出世を重ねた。ベネディクトゥス3世の対立教皇として、855年、教皇に選出されたが、在世中に女児を出産したことから女性であることがばれ、馬の尾につながれてローマの外に追放された。その後、お産の後遺症で亡くなったという。しかし、この事実は現在否定されている。
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