名づけは親から子への、最初の贈り物
愛する赤ちゃんに素敵な名前をつけるため知恵をしぼっている親は多い。明日から改定常用漢字表も内閣告示され(2136字)、これまでになかった個性的な名前も使えるようになる。原則的には常用漢字、人名用漢字、カタカナ、ひらがなであればどんな名づけも可能となる。しかし1993年に東京都昭島市で起きた「悪魔」くんの例のような問題も発生することも懸念される。現在も国は「明らかに不適当な命名」の基準は示しておらず、自治体窓口で出生届で対応に苦慮するケースが生じる恐れがある。かつて人名用漢字から外された「怨」「呪」「骸」など34字も復活する。すべては親の一存にゆだねられる。熱烈なタイガースファンのダンカンは長男を「甲子園」、次男を「虎太郎」と名づけた。親権乱用とみるか、ほほえましいとみるか、意見の分かれるところだ。また1972年に生れた子供に「角栄」と命名したが、その後、田中角栄がロッキード事件で逮捕されたりして、からかいの対象となったという話がある。名づけは親から子への最初の贈り物で、基本的にはパパ、ママが本当に気に入ったのなら素敵な名前ですが、将来イジメやからかいの対象にならないよう念には念を入れて慎重に良い名前を考えてあげてください。
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