セカンドバージン
NHKドラマ「セカンドバージン」は大石静の脚本だけに面白い。登場する人物は社会的地位があり、お金があり、若さと美貌が備わっている。だがすべてが満たされているが、何か不満を感じている。今の普通の人なら少々の不満があっても、自分の境遇に満足して、状況を変えることをしないだろう。だがヒロイン中村るい(鈴木京香)と鈴木行(長谷川博巳)は困難な状況を越えて真実の愛を選んだ。だがその代償は大きいだろう。2人の結末は厳しいものを感ずる。やはり「失楽園」のパターンになる公算は大である。だがドラマだからドンデン返しがあるかもしれない。しかしやはりフランクリンの格言を思い出さずにはいられない。
「貧しい人でも満足すれば富み、富んでいる人でも満足しなければ貧しくなる」
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