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2010年11月27日 (土)

紙資料の運命

   大阪府の橋下徹知事が非効率として指摘した府立特許情報センターが来春に廃止される。明治以来収集してきた資料も大半は年明けにも溶かして処分される。トップの判断で100年以上続いた営為も無駄になるとは恐ろしい。大阪に限ったことではなく紙資料の廃棄は全国的な勢いで進行している。家庭の断捨離は結構だが、図書館や資料館などのオンリー・ワンの資料を廃棄するのは暴挙である。一つには図書館の保存機能を重要視して来なかったことにある。資料保存は図書館法にも定められた責務である。戦後図書館関係者の責任放棄といってもよい。旧聞になるが関西ではこんな噂があった。神戸在住の作家、陳舜臣が阪神淡路大震災のあと自分の蔵書を神戸市立図書館に寄贈しようと申し出たところ、図書館では保存スペースがないといって断わったという。結局、いま東京の早稲田大学にある。陳舜臣は神戸にゆかりのある作家でおそらく資料は関西にあれば有効に生かせたと思うが、いまさらながら残念な話である。神戸市がだめなら、県立とか、北部にある新設の図書館でスペースに余力のある館を探すなりすればよかっただろうに。あとの祭りではあるが、いかに兵庫県図書館協会や図書館間の連絡や共同体制がとれていないか、図書館人に無策に人が多いか、ということである。

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