無料ブログはココログ

« ブログは書き手の心情が大事、と思いたい | トップページ | エディプス・コンプレクス »

2010年10月22日 (金)

ゼンダ城から生れた桃太郎侍

    山手樹一郎は浅草電気館で「ゼンダ城の虜」を見た。フラビア姫を演じたアリス・テリーが綺麗だった。物語はイギリス人のルドルフがルリタニア国へやって来た。国王は戴冠式をあげて、美しいフラビア姫と婚約していた。だが王位をねらう悪のミカエル大公がいる。ルドルフと国王とは遠縁で顔も瓜二つ。姫はルドルフに恋心を抱きながらも、国のため民のためルリタニア王と結ばれる。山手は地方新聞の小説を構想していた。瓜二つの侍とお家騒動の話を翻案しようとひらめいた。桃から生れた桃太郎。右田新二郎という侍が、丸尾城主若木家の双子の兄弟で瓜二つの顔である。「桃太郎侍」はこうして誕生した。

Photo アリス・テリー(1899-1987)はほぼ20世紀をまるまる生きた美女だった

« ブログは書き手の心情が大事、と思いたい | トップページ | エディプス・コンプレクス »

「日本文学」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« ブログは書き手の心情が大事、と思いたい | トップページ | エディプス・コンプレクス »

最近のトラックバック

2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31