スクーターとイタリア女優
「没年月日(命日)データーベース」というサイトをよく利用している。今日の命日に昨年亡くなった女優ロザンナ・スキアフィーノと記されている。あまりピンとこない。ああそうか。ロザンヌ・スキャフィーノのことである。(むかしはこのように表記されていた)戦後イタリア映画界はグラマラスな女優を世界に売り込んでいた。シルヴァーナ・マンガーナ、ソフィア・ローレン、ジーナ・ロロブリジータ、ジルヴァ・コシナ、クラウディア・カルディナーレ、そしてロザンナ・スキャフィーナもその一人だった。フランチェスコ・ロージ監督の「挑戦」(58)やマウロ・ボロー二監督の「堕落」(63)は名作だった。残念ながら古いイタリア映画はあまり放送されなくなった。昭和35年から40年くらいの間は、カンツォーネとともにイタリア映画は日本にも多数紹介された。そしてなせか女優といえばスクーターの宣伝によく使われていた。ソフィア・ローレンがラッタッタと宣伝しているのは今でも有名であろう。あのグラマーガールたちもかなりのおばあさんになっているだろう。ちなみにスクーターが世界的に大流行するのは1952年のことである。
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