何が本当に起ったか
イギリスのヒッチコックはアメリカに進出して成功した。その功績はサスペンスを世界中に広めたことだろう。いまでもアメリカの現代劇の主流はヒッチコック流のミステリー&サスペンス劇といってよい。
メイドのアーディー(ルース・ローマン)には幼い息子がいる。いまは親友のジル(アン・フランシス)の屋敷に雇われている。しかしジルの夫ハワード(クラディウス・クーパー)やその母は2人をよく思っていない。ある日、アディーの息子がハワードの貴重な時計を壊してしまったのを機に、彼女を解雇する。アーディーはハワードを毒殺する。しかし、その嫌疑は妻のジルにふりかかった。ハワードの母は日頃からジルの浪費癖や男関係を憎んでいた。法廷ではアーディーの息子がジルの実の子であることが暴露された。ジルは濡れ衣であったが立証する手立てがなくなった。陪審員はジルを疑う。その夜、アーディーは自殺する。1時間ドラマとしては見ごたえ十分である。アン・フランシスやルース・ローマンという懐かしい女優さんにも出会える。この時代の女優は映画よりもテレビドラマに多数出演していたのだ。
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