ペネロペの機織
イタカの王オデュッセウスの妻ペネロペは、夫がトロイア戦争のために20年も出征しいてる間、留守を守っている。数多くの求婚者たちがイタカの屋敷にやってきて、オデュッセウスが死んだはずだから再婚すべきだと主張し、言い寄るのであるが、ペネロペは今織っている壁掛けが仕上がった時に新しい夫を迎えるつもりだ、と巧みに言い逃れ婚礼を延期していた。夜になると、彼女はその日織った箇所をほどいていたから、その日が訪れることは決してなかった。そして遂にオデュッセウスが帰還して、求婚者たちは皆殺しにされ、2人は再会を果した。「ペネロペの機織」は結婚の貞節の象徴とされる。英語で、「The web of Penelope」とは、「決して終わることのない仕事」という意味で使われます。
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ペネロペというと、女優のペネロペ・クルスが思いうかび、情熱的な恋愛に自由奔放なイメージですが、こちらのペネロペは全く違うのですね
投稿: | 2014年4月21日 (月) 16時24分