鶴女房譚
木下順二の民話劇「夕鶴」の素材は、昔話の鶴女房譚である。昔、ある男が、人手にかかって死にそうになっているツルを助ける。その後、間もなくのこと、ひとりの美しい女が訪ねてきて、その男の妻になる。妻は機織りをするが、夫に機屋の中をのぞくなという。妻の織った布は高く売れ、夫は金持ちになる。あるとき、禁を犯して夫が機屋を見ると、そこには妻の姿はなく、ツルが1羽、機織りをしている。妻は布を織り上げると、自分は助けられてたツルで、恩返しにきたといって去るという話である。類話は大きな変化なく全国的に分布している。「夕鶴」は新潟県佐渡島の例から構成されたもである。
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