チャーチル誘拐作戦
映画「鷲は舞いおりた」の原作はジャック・ヒギンズのベストセラー小説。時は1943年11月末、敗色濃厚となったヒットラーはイギリスのチャーチル首相を誘拐して講和を有利にしようと工作する。工作隊にシュタイナー少佐(マイケル・ケイン)、現地のアイルランド工作員にデブリン(ドナルド・サザーランド)、ドイツ軍将校ラードル(ロバート・デュバル)、ほかアンソニー・クエールなど。英国ノーフォークの美しい田園風景を舞台に、のどかな片田舎に突如起きた一事件を描くが、戦争スペクタクルを期待するとがっかりする作品かもしれない。みどころはパラシュートで降下した部隊が町の人にばれて、教会に人質として捕らえて籠城作戦。銃撃戦のすえ敗れて、一人シュタイナーが本部に侵入し、チャーチルを狙撃する。死んだはずのチャーチルは替え玉で、本物はスターリン、ルーズベルトらとテヘランにいた、という落ち。マックイーンやブロンソンがいないので戦争アクションとしてはイマイチとおもうだろうが、イギリス的な品のいい映画である。意外なのはあの容貌魁偉なドナルド・サザーランドが二枚目役なのだ。現地の少女モリー(ジェニー・アガター)が惚れて協力する。ありえそうもない設定が笑える。ジェニー・アガターは70年代少女スターとして有名だったが、いまもイギリスではお茶の間で人気があるらしい。神保美喜に似ている。
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