テラビシアにかける橋
ジェス(ジョシュ・ハッチャーソン)は学校にはスクールバスで通う片田舎にすむ小学生。ちょっと気が弱くていじめられている。ジェスの隣に引っ越してきた転校生レスリー(アナソフィア・ロブ)は髪の短い元気な女の子。だが少し風変わりだ。かけっこしても男子より速い。ジェスはレスリーに秘密の森に案内される。そこにはテラビシアという王国がある。だが現実はレスリーは川で溺れ死ぬ。原作はキャサリン・パターソンの児童文学。神を信じないレスリーは地獄に落ちた、という話もあり、いかにもアメリカらしい。ともかくこの映画はアナソフィア・ロブのキュートな魅力につきる。将来、どのような女優になっていくのだろうか。神木隆之介・福田麻由子の「リトルDJ 小さな恋の物語」と比較したくなる。ティーンの友情、あるいは初恋をどちらも描いているが、両者は全くちがう。ドラマには新しいモノはない。出会い、友情、別れ。全てこのパターンの微調整でしかない。でも2つの作品はなぜこんなに違うのだろうか。「テラビシアにかける橋」には夢や希望がある。「リトルDJ」のように大人の純愛物を子どもに移し変えただけのようなストーリーに目新しさが感じられない。「小さな恋のメロディー」にも無邪気にトロッコなどで遊ぶシーンがある。自然でまだ無邪気ななかから新しい自分を発見する、それがティーン映画の醍醐味だろう。
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